イ・チャンドン監督の「オアシス」が私の映画ベストワンなので無条件支持です。
1回目に見た時にはイマイチ分からなくて途中でやめてしまいました。
次にNetflixでパク・シネの「ザ・コール」を見てたら相手役の方のチョ・ジョンソがすごく良くて、誰だ?と検索したら
「バーニング」にヘミ役で出ていた子だと知って
それなら身の入れようがあるというものだと、
2回目を鑑賞しました。
身を入れてみていたら、
俳優3人と韓国の景色、低い山、緑少ない、整備されていない田舎の風景から
定まったものなど何もないもやーっとした風が吹いていた。
3人が言葉、役割、価値観の無いところで自分を一生懸命表現していると思った。
3人とも幸せそうじゃない、でも不幸が何かもわからない。
ユ・アインはなぜ金持ちの男に合わせて付き合っているのだろう?
幻覚でもみているかのようだ、自分の状況がわかってない?
自分とは住む世界が全く違う金持ちの男、若くてハンサムで教養も家族もある男、
そして自分の女と寝た男。
何も持ってない自分に自信のない人間は怒ることさえ怖気付くのか、
と思っていたら最後に爆発しましたね、まったくあとさき考えず、、、。
ユ・アインのお母さん役の人が強烈に印象的、絶望の象徴でしかなかった。