11時過ぎに車を走らせていたら、知り合いに呼び止められた。
「おごっちゃうき、お好み焼き食べにいこ」
ととつぜんに誘われた。
「免許センターの前、橋のとこにある、あそこへいかんきね」
「えるぴお、って喫茶の向かえかえ?」
「そうそう、おごっちゃうき、いこうぜよ」
「うん、じゃ車おいて行くき、先いっちょって」
イヌの散歩で毎日ぐらい通ているけど、入ったことはまだ一度もなかった。
自動車免許センターも最近では免許書を取る人が少なくなっているらしい。
あんかけが自動車免許を取ったときには大変な混雑だった記憶がある。
大から小へ流れているような、複雑から簡単へ向かっているような。
ニュードライバー学院の前の枝川公園を歩いて
テニスコートを過ぎて、枝川橋までたどりついたら
ガラス戸の向こうから
「こっち、こっち」と呼ばれたけど、
なんか違うと思って、まわったら、あった。
ぜったいこっちが入り口だわ。
「こんにちは、おじゃまします」といって初訪問。
いきなりメニュー表が目に入った。
お好み焼きとやきそば各種
先に来ていたTさんが
「お好み焼きと焼きそば大盛たのんじゅうきね」
「ありがとう、どこに座ったらいい?」と聞いたら
どこでもいい、といわれ (他のお客さんはいなかった)
どこでもいいと言われるのが一番困るよね、と思いながら
店主が焼いてくれている鉄板テーブルに座った。
「焼いてくれるんだ!ありがたい。」
お好み焼きというと、自分で焼くことが多いので、
焼いてくれるというのは本当にありがたいと思った。
美味しく出来そうな予感で期待に胸がふるえる。
おいしく食べれそうな予感でお腹がなる。
大盛のお好み焼きと焼きそばが、いままさに完成せんとする。
TさんとTさんのお孫さんとあんかけと
3人で分け合って食べました。
最後にはおまけのりんごのデザートまでいただいて、
Tさんにおごってもらったお好み焼きと焼きそばは
大変においしかったです。ごちそうさまでした。
営業時間は朝早くから4時ごろまでだとか、
お店の名前は、と聞いたら「ない」といわれて
目をしろくろさせたら
「お好み焼き」が名前だ、と言われた。
枝川でたった一軒の昼飲みできるお店をみつけた気分です。
宇治川にはアヒルがいっぱい泳いでいました。
このあたりの川では、大きな亀とあひるが石の上で日向ぼっこをしているのを
何度か見かけました、
春にはさくら、秋には紅葉が見られます。
灯台下暗し、「お好み焼き」さんへ初訪問したお昼でした。