図書館で借りて読んだ本
8060問題が大きく取り上げられているこの時代に
再婚家庭で、もしも継子が60歳になっても家から出ていかなかったら
どうなるのだろう、と興味がでて読みました。
親子って血縁があるから親子の情が湧くというよりも
幼い乳飲児の頃からずっと面倒みていた経験が
愛おしさの記憶になって永遠に残っていくのだと思う。
途中から親子になった継親にとっては可愛いい時に手をかけた記憶がないわけで
親子としての経験とか記憶が圧倒的に不足している中で、
実親と同等の態度、精神を期待されて、にっちもさっちもいかなくなるのではないだろうか?
縄張り意識、、、他人に近づかれると不快に思うと同時に自分の所有物を守る意識です
この問題の解決策は不快感を我慢するのではなく、お互いの縄張りをしっかり意識して、侵入しないようにする
そのためには大人気ないようなことでもしっかりと明文化されたルールを作る、
「ここから入るな」「これはしない」「そのことに関しては一歳口を出さない」
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のようにお互いが理論的ならいいのだけれど、なかなか難しいのではないだろうか。
そして再婚家庭において何よりも大事なことは、夫婦の絆を強くすることです。
夫婦が強く繋がっていればそれだけで家族が成り立つと考えています
そのためには、物理的に心と体をくっつける時間と回数に比例します。
1、寝る前、朝起きた時の2人だけの会話、とスキンシップ
1、節目ごとの2人での会食、友人家族以外での
1、年に数回の2人だけの旅行も必要、友人家族との旅行外に
1、2人の夢を持つ、短期であれば「今度何食べに行こう」長期であれば「旅行に行こう」「家を直そう」
そして最後に、パートナーの味方を貫く、ことです、何があっても完全に味方に徹するというのが
夫婦円満の秘訣です
当たり前のことすぎるほど当たり前のこと、これが出来たらいいのだけれど、、、
普通の夫婦でも難しいことを、再婚家庭ではもっと難しいのではないだろうか。
子連れ再婚を2回経験した著者曰く、継母、継父は実の親になろうとするな、ということだった。