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韓国映画「詩人の恋」Netflix視聴

#Netflix#韓国映画

 

ヤン・イクチョン、チョン・ヘジン、チョン・ガラムの

演技が素晴らしくて

初恋、プラトニック、ボーイズラブ、夫婦とか

嫌味なく愛おしく自然に描かれていた。


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2017年11月上映 110分 韓国

 

あらすじのない感想文

 

「男には誰にも山っ気とホモっ気がある」と聞いたことがある

山っ気とは一発逆転を狙っているということ

ホモっ気とは男が男を好きになるということ

たしかに男同士の友情ってどこか危ない雰囲気あるよね

 

この映画の主人公テッキは薄給の小学校教師で詩を教えている

詩の同人会でも軽く扱われている冴えない中年男(といっても30代後半)

しっかりもので頼りになる女房は子供を欲しがっている

「子供を作る!」と迫ってくる女房に怖気付いている主人公テッキ

 

そんな日々のある日、テッキはドーナツ屋で働く青年と出会います。

少しずつ、少しずつ、未完成で不十分なその青年に関心を持ち始めて

しだいに女房には感じなくなっていた、

胸の奥がざわつくものに気がつきます

 

テッキは詩人ですから、詩を書きます

胸の中の感情を詩にすることで

少年に恋をしていることに気がつきます

今まで書けなかった詩がスラスラと沸き上がってきます

テッキは少年に夢中になっていきます

女房が泣いて縋って引き留めますが

振り払って出て行きます

 

テッキは少年に

「一緒に暮らそう」

と提案しますが、少年に拒絶されます

悲しい結末ですが、恋にはよくあることです

しょうもない人生に、詩がかける恋が生まれたのに

相手に拒絶されてはなんともしょうがない。

 

結局、そうするより他にないやりかたで

小学校で詩を教えて、同人会で詩を披露する生活に戻っていった。

一年後、子供が産まれた。

テッキの詩集が出版された。

 

ほとぼりがさめた頃、テッキは偶然あの青年に再開した。

こんどは青年が言った、

「いっしょに暮らそう」

テッキにはもうそれはできませんでした

テッキの恋は終わったのだから、消えたのです

最後に叶わなかった愛しい恋を思ってテッキは涙を流しました。

 

という物語だと思いました。

人生のワンシーン、でいろんなことがあるけど

男が男を好きになるのだってあるかもしれないし

 

さすが、女房がいいと思いました(チョン・ヘジン、ミスティに出てた女優さん)

人生とか生活、暮らしそのものだよね

不確かな人生において彼女こそが真実だ。

旦那さんの一回ぐらいの浮気で別れていては結婚生活なんて継続できない

男を好きになろうが、なんだろうが家庭を守って作るぞ、という態度が立派でした。

これも愛だ。

 

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