3か月入院生活してみて、考えたことがある
老後ブロガーのあんかけ(@guam345)でーす。
休養ということと、生きるということ
骨折入院というのは折れた骨がくっつくのを待つ、「時間が薬」的な意味がある。
手術後の抜糸が済めば、週に一度のレントゲン撮影をする以外、投薬も食事制限もない。
週に一度の寝具交換、週二度の入浴、毎日の清掃と朝昼晩の食事を配膳、及び完璧な空調管理。
丁寧な言葉を掛けてくれる看護師さんたち、たまに見かける頼もしそうに見える先生様
仕事しなくてもだれにも責められない正当な理由
家事雑事を一切放棄できる空間、理想境ではないかと思う
完璧に快適な時間なはずだと理屈ではおもうのだけど、実際は快適ではない。
なぜだろう、と疑問に思った。
これがハワイでの別荘生活だったらどうだろうか、と考えてみた。
ハワイの別荘で3カ月休養している、と考えたらどうだろう。
休養には2種類あるらしい
「積極的休養」
身体の疲れよりも心の疲れが強い場合は、山や海で体を積極的に動かして逆にリラックスさせることが積極的休養です。
「消極的休養」
心と身体を徹底的に休めるために、仕事、家事、人間関係すべての思考を停止して何もしない、何も考えない時間を十分にとる。
それが休養だとしたら、入院生活も「消極的休養」ということになる。
ハワイでの別荘生活3か月も、基本なんいもしない、どこえもいかない、休みの過ごし方をしている自分にとって「消極的休養」になるのではないか。
休養とは、日常生活で仕事をしたり、家事をすることからの逃避の色合いが濃い私。
ハワイの別荘生活と入院生活の違いを検証してみよう
ハワイの別荘生活
・海が見られる、砂浜がある、人・物・事がカラフル
・交通機関を使って好きなところへ行ける
・珍しい、美味しい食べ物を自由に食べられる
・一日中パソコンやり放題、テレビ見放題、本読み放題
骨折入院生活三カ月
・青い空と山間の田園風景が見られる
・病院内なら移動可能
・三食だまって、目の前に用意してくれて、かたずけてくれる
・一日中パソコンやり放題、テレビ見放題、本読み放題
違いは
① 移動可能かどうか
② 好きな物を自由に食べることができるかどうか
の2点にしか違いを見いだせなかった!
ということは、普段の生活で大切なことは、自由に移動できることと美味しく食べることが最重要だということの発見。
そして、人生とは、日常にプラスドラマがあること。
ドラマとは、いいことだったり、わるいことだったり、辛いことだったり、うれしいことだったり、のこと。
ドラマは移動することで生まれる。
狭い範囲の中で、1年中空調のきいた空間ではドラマは生まれない、
行きたいところへ行って、美味しいものを食べて、人生はドラマになる